『私塾のすすめ』を読んだ。
- 作者: 齋藤孝梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 新書
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お二人ともすごく熱心に語ってるように見えるから、感化されてやる気がでてくる。単純な僕。
以下メモ。
モチベーションの二本柱、「あこがれ」と「習熟」
齋藤 (略)端的に言うと、「あこがれ」と「習熟」が二本柱だと僕は思っています。「あこがれ」というのは、これがすばらしいんだとあおられて、その気になってやってみるということ。もうひとつ「習熟」というのは、「練習したらできた」という限定的な成功体験だととらえています。
(P85 第2章 「あこがれ」と「習熟」)
なるほど……。
「ノー」と言われることに弱い
斎藤 (略)経験値を上げたいと思っている人でさえも、働きかけをしない。
梅田 それは、「ノー」と言われることに対して弱すぎるんだと思いますね。(略)あたかも、人格を全部否定されたかのように思ってしまう。これを改めたらいいと思います。
(P129 第3章 「ノー」と言われたくない日本人)
やる気はないわけではないけれど、働きかけをしないせいで損をしているみたい。何人も続けたら、どこかでOKが出る。
取捨選択が必要
梅田 最近本当に感じるのは、情報の無限性の前に自分は立っているのだなということです。圧倒的な情報を前にしている。(略)何を遮断するかを決めていかないと、何も成し遂げられない。ネットの世界というのは、ますます能動性とか積極性とか選択性とか、そういうものを求められていくなと思う。
(P183 第4章 幸福の条件)
納得した。インプットだけじゃなくてアウトプットしていかないと。
私塾願望がネット空間で満たされる
齋藤 (略)みなが心のどこかで求め、しかし現実では満たされることの難しかった「気持ちの通い合う私塾がほしいという思い」つまり「私塾願望」がインターネットの空間で満たされる希望を感じます。
(P196 第4章 幸福の条件)
意思があれば参加できる共同体はたくさんあると思う。問題はその意思だなぁ。